ダイビングショップの経営改善支援

Management improvement for a dive shop

ダイビングショップの経営改善

ITの活用による経営改善

ダイビングショップでITを活用する場面は、ホームページと顧客管理が主になります。ホームページは、ほとんどのショップで既に作成されていると思いますが、その内容が収益を生むホームページかどうかが大事なポイントになります。

他のダイビングショップとの差別化は図れていますか?

ライセンスを取得するためにかかる費用、ツアーの開催案内やツアーの報告だけでは、顧客にとって魅力的なホームページとは言い難く、他のショップとの差別化が図れません。

まず、ホームページでできることを考えてみましょう。お客様を新規のお客様と既存のお客様に分けて考えます。

新規のお客様を獲得するためには、マーケティングの4Cのフレームワークにあてはめて考えてください。顧客価値(Customer Value)、顧客にとっての経費(Cost)、顧客利便性(Convenience)、顧客とのコミュニケーション(Communication)です。

ツアーやサービス内容(顧客価値)で勝負するのか、価格で勝負するのか、場所(立地)で勝負するのか、広報(様々な宣伝・情報)で勝負するのか、となります。

この4つの視点で考えることが大事であって、一つに絞る必要はありません。自身のショップは「何を強みに」するのかをしっかりアピールすることが大事です。

既存のお客様に継続して来店していただくためには、ショップのロイヤリティを高める必要があります。「このショップがいい!」と思っていただける、お客様にとって居心地の良いショップ作りです。そのためには、既存のお客様のデータをしっかり管理することから始めましょう。ショップから見ればお客様は、「1対多」の関係であっても、お客様から見れば「1対1」の関係です。一様に同じサービスを提供すればよいのではなく、一人ひとりに対して、そのお客様に合ったサービスを提供することがロイヤリティを高めるコツです。

お客様のデータですが、お客様一人ひとりの個別のレコード管理は必須です。いつライセンスを取得したのか、どのメーカーの器材を使用しているのか、いつ購入したのか、いつ、どのツアーに参加したのかがわかる個人レコードを作成します。これにより、今後どのようにそれぞれのお客様とコミュニケーションを図るかがわかるようになります。


その他に、ショップから発信できるメールマガジン、ダイビングに関する情報交換ができるSNSなどを利用するのもIT活用の手法です。Instagram, Facebook, Lineをうまく活用しましょう。

スクーバーダイビングは季節物のスポーツ(もちろん冬も潜れますが)です。冬のシーズンの集客率を高めるためにも、気軽に来店できる個性と魅力があるショップ作りを目指しましょう。


事業計画の作成(財務改善)

事業計画を作成するにあたって、まず自社の現状を把握する必要があります。そのためには、次のような方法があります。

  •  決算書を見て財務状況を把握する。
  •  インターネットや図書館を利用して今後のレジャー・スポーツ業界の動向を調べる。
  •  同一商圏の競合情報を収集する。

まず、財務状況ですが、決算書より企業の成長性、安全性、収益性、生産性の4つの視点から財務状況を見ます。この時に競合他社と比較して自社はどのような状況下にあるのかを把握します。これにより自店舗の強みや弱みが具体化されます。

次に外部環境(業界の動向、競合の状況)です。外部環境とは、自身ではコントロールできない世の中の動きです。ここ数年、若者がスポーツをしなくなった、ガソリン代が上がったなどは外部環境です。

この両方を踏まえて、自身のショップが進むべき道(ゴール)の設定をしてください。そのゴールに向かうために、「今、何が足りないか」を探ることが事業計画作成の第一歩です。

今足りないことを解決することが「課題」です。その課題を「いつ」、「どのように」、解決していくかが事業計画になります。事業計画は3年計画で作成することをお勧めします。初めの1年はできるだけ細かく、2年目と3年目はざっくりでもかまいません。

大事なことは、その計画を実施できているか検証し、定期的に軌道修正をすることです。

事業計画は作ることが目的(ゴール)ではありません。それを実行し、軌道修正をすることが大切です。事業計画はあくまで手段であり、目的はゴールを達成することです。

これ以外にも事業計画で必要な項目はありますが、まずは上記の内部環境、外部環境の整理から始めてください。


資金調達

金融機関に融資(お金を借りたい)をお願いするとき、資金が必要になったギリギリの時点で相談すると、金融機関は嫌な顔をします。理由は金融機関にしてみれば、資金が足りなくなることがわかっていたにも関わらず、事前に相談しなかったその経営者は、経営に関する能力が不足していると判断するからです。

「経営能力が低い⇒倒産の可能性が高い⇒金融機関は回収ができない」の考え方になります。

また、担保があるから大丈夫と判断するのも危険です。

金融機関は、以下の順番で融資を検討します。

  1. 「何のために借りるのか」・・・・・・・・・・目的がはっきりしていること。
  2. 「どのように返済するのか」・・・・・・・・・客観性のある返済計画であること。
  3. 「もし返済できなかったらどうするのか」・・・万が一の補償があること。

つまり、担保はあくまで3番目の検討事項です。担保があるからと言って上記の①と②がいい加減であれば融資をしてくれません。

では、融資を受けるにはどのようにすればよいのでのしょうか。まずは、事業計画を作成し、「いつ」、「どのような理由でお金を借りたいか」を事前に相談することです。そして必要な時期に借入を行います。

また、融資が実行された場合は、経営状況を自ら定期的に金融機関に報告しましょう。その報告が金融機関との信頼につながり、次の融資に役立ちます。

ショップをオープンして間もない方は、国が支援する補助金もあります。これをうまく活用してください。

補助金ページ

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