経営改善(人材育成による組織強化)
組織とは、意識的に調整された複数の人間からなる協働的行為のシステムです。強い組織の3要素は、「共通目的」、「コミュニケーション」、「貢献意欲」です。 共通目的とは、利益を出して経営を継続していくことであり、経営理念となって形に表されます。組織はその経営理念を実現するために集まった集合体です。経営理念を実現するための戦略を実行に移すには、スタッフのモチベーションを高め、組織風土を活性化させると効率的といわれています。そしてその風土は風通しの良い風土でなければなりません。そのためには、コミュニケーションが必要となります。
モチベーションとは、やる気、動機づけであり、いかにしてスタッフのモチベーションを高めることができるかを検討しなければなりません。いわゆるスタッフの欲求を満たしてあげることです。
マズローの5段階の欲求では、人間は5つの欲求レベルがあると説いています。
- 生理的欲求
- 安全欲求
- 社会的欲求
- 尊厳欲求
- 自己実現欲求です。
もし、スタッフの定着率が悪い場合は、①生理的欲求、②安全欲求が満たされていない可能性があります。目標とする欲求レベルは③社会的欲求、④尊厳欲求、⑤自己実現欲求ですので、まずは何が原因かを探らなければなりません。
モチベーションの3要素は、給料、能力向上、認知・やりがいの3つです。給料がモチベーションのウエイトを多く占めている場合は、業績が悪くなるとスタッフはすぐに会社を去ろうとします。また、能力向上、認知・やりがいだけでは、安全で健康な生活を望む安全欲求を満たしません。このバランスが上手く取れている企業は組織力が強いといえます。
5段階の欲求で一番高いレベルにあるのが自己実現欲求です。自分の目標に向かって自分の能力を高めていきたいという欲求です。 そのためには、スタッフに対する教育(研修)が必須です。現業務に対する研修、現業務とは関係ないが自己実現のために必要な研修など様々な研修がありますが、それを体系的に示すことでスタッフが各自の目標を設定できるようになります。
当社の実績(一部)
[卸売業の会社H]
- 課題
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組織のダラダラ感をなくし、社内の風通しを良くすることで、一丸となって目標に向かっていける組織を構築する。
- 支援内容
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- 従業員意識調査後、個別に面談をして課題を抽出。課題解決のための具体的な行動として、目標管理シートと年2回の役員との個別面談を実施できるようにする。
- 従業員に年1回、目標管理シートを書いて頂き、業務に携わること、それ以外の個人的なことも含め、面談で話し合う。
- 面談では、会社が従業員に対して期待すること、改善して惜しいことを直接話し合う。評価も同時に行う。
- 成果
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従業員が、経営者とじっくり話す機会を設けたことで、社内の風通しが良くなった。また、評価により昇給・昇格を決めるので不公平感がなくなった。
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